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【NQNニューヨーク=森田理恵】2日の米株式相場は小動きで始まった。ダウ工業株30種平均は小反発し、午前9時35分時点では前週末比29ドル89セント高い1万7803ドル50セントだった。前週後半にかけて下げ続けた反動で、自律反発を見越した買いが先行した。ただ、日経平均株価が急落するなど海外市場の地合い悪化を受け、上値は重い。原油相場が小幅ながら下げていることも重荷になった。
アップルなどハイテク株への売りが続き、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は前週末終値を挟んでもみ合っている。9時35分時点は同1.437ポイント低い4773.921だった。
個別銘柄では、資源開発関連サービスのハリバートンが小高い。前日に米同業ベーカー・ヒューズとの経営統合を取りやめると正式に発表した。米食品卸売最大手のシスコ・コーポレーションは朝方発表した1~3月期の決算で売上高と1株利益が市場予想を上回り、買いが先行した。電力データを解析する米オーパワーは急伸。朝方にIT(情報技術)大手のオラクルによる買収で合意したと明らかにしたことが好感された。
半面、ボーイングやキャタピラーが安い。