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米国・欧州株概況

米国株、売り先行 ダウ40ドル安、アジアや欧州の株安を嫌気

2016/12/2 23:55
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【NQNニューヨーク=神能淳志】2日の米株式相場には売りが先行した。午前9時35分現在、ダウ工業株30種平均は前日比40ドル99セント安の1万9150ドル94セントで推移している。アジアや欧州市場で主要な株価指数が下げたことが嫌気され、米株式にも売りが及んだ。米長期金利の上げの勢いが一服し、金融株に利益確定を目的とした売りが広がったのもダウ平均を押し下げた。

しかし、株式相場の下値は限られている。4日にはイタリアで憲法改正の是非を問う国民投票が実施される。週末を控えて持ち高調整の動きが広がりやすく、このところ下げの勢いを強めていたハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は5251.514と前日から0.407ポイント上昇。米金利低下で継続的な配当が期待される不動産投資信託(REIT)や公益事業株が買われたことも株式相場全体を支えた。

米労働省が2日発表した11月の米雇用統計では非農業部門の雇用者数が前月比17万8000人増えた。増加幅は市場予想(18万人程度)にほぼ沿った結果だったが、10月分が下方修正され、平均時給は10月から減少。米連邦準備理事会(FRB)による来年以降の利上げペースが緩やかになるとの思惑から米長期金利が一時2.4%を下回り、外国為替市場では1ドル=113円台半ばまで円高・ドル安が進む場面があった。

もっとも、失業率は横ばいを見込んでいた市場予想に反して前月から0.3ポイント低下し、4.6%と2007年8月以来9年3カ月ぶりの低水準となった。「12月の米利上げ予想を維持するには十分良好だった」(CIBCワールド・マーケッツのロイス・メンデス氏)。FRBの利上げ姿勢は変わらず、雇用情勢の改善は続いているとの見方は根強く、今のところ米株式相場を方向付ける材料とはなっていない。

コーヒーチェーンのスターバックスが安い。前日夕にはハワード・シュルツ氏が最高経営責任者(CEO)を退き、会長職に専任すると発表した。同社を世界規模のチェーン店の育て上げたシュルツ氏の退任を嫌気した売りが広がった。

前日夕に発表した8~10月期決算は増収増益だったが、業績見通しが市場の期待に届かなかった銃器大手スミス・アンド・ウェッソンは下落。ゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェースなど金融株が売られたほか、建機のキャタピラーやスポーツ用品のナイキも安い。

一方で、ディスカウント小売りのビッグ・ロッツが上昇した。取引開始前に発表した8~10月期決算で最終損益が黒字に転じ、業績見通しを引き上げたことを好感した買いが入った。

前日夕発表の四半期決算で1株利益が市場予想を上回り、業績見通しも引き上げた化粧品小売りのアルタ・ビューティーが上昇。医療保険のユナイテッドヘルス・グループや航空機・機械関連のユナイテッド・テクノロジーズ、ホームセンターのホームデポなども買われた。

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