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米国株、大幅安で始まる ダウ一時250ドル下落、欧州株の下げを嫌気

【NQNニューヨーク=古江敦子】11日の米株式相場は大幅安で始まった。午前9時35分現在、ダウ工業株30種平均は前日比229ドル15セント安の1万5685ドル59セント、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は同51.594ポイント安の4231.998で推移している。ダウ平均の下げ幅は一時250ドルを超え、昨年8月の安値(1万5666ドル44セント)を下回る場面もあった。欧州では主要な銀行株が主導する形で各国の株価指数が大きく下落。運用リスクを回避する動きが強まり、米株式相場にも嫌気した売りが先行した。

仏銀ソシエテ・ジェネラルが先行きの収益に慎重な見通しを示したほか、英銀バークレイズの目標株価が引き下げられたと伝わるなど欧州主要行の財務悪化が改めて意識された。米市場ではJPモルガン・チェースやゴールドマン・サックス、クレジットカードのビザやアメリカン・エキスプレスなど金融関連株に売りが広がった。

原油安や世界景気の先行き不透明感も米株式相場の重荷になった。米10年物国債利回りが約3年半ぶりの水準に低下(価格は上昇)するなど安全資産とされる米国債や金先物に投資資金が向かった。外国為替市場では相対的に金利の低い円がドルに対して大きく上昇し、市場のリスク回避姿勢が強まっている。

11日には米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長が米上院で証言する。米金融政策の先行きを見極めたいとして市場の様子見姿勢が強いことも米株式の買いを鈍らせた。

個別ではツイッターが安い。前日夕に発表した15年10~12月期決算では利用者が前期から減り、先行きの成長鈍化を警戒した売りが膨らんだ。自社株買いを発表したインターネット小売り大手のアマゾン・ドット・コムも小幅安となった。化学のデュポンや建設機械のキャタピラーも下落した。

一方、前日夕に増収決算を発表したネットワーク機器のシスコシステムズが大きく上昇した。朝方発表した四半期決算で売上高が市場予想ほど落ち込まなかった飲料のペプシコも高い。先行きの収益目標の達成に自信を示したと伝わった電気自動車(EV)のテスラ・モーターズも買われた。

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