2018年7月22日(日)

全日空、300便以上欠航へ 787エンジン不具合
10月以降も影響継続か

2016/8/25 21:25
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 全日空は25日、ボーイング787のエンジンに不具合があり、全機を改修すると明らかにした。26日は羽田空港と大阪、広島、福岡を結ぶ計9便が欠航、約3100人に影響する。9月末まで1日10便程度、計300便以上が欠航し、影響は10月以降も続く見通し。

 飛行中、エンジンの異常振動を示す表示が出て引き返す便が相次ぎ、全日空と、エンジンメーカーの英ロールスロイスが調査したところ、内部の部品が破断していることが判明。所有する全50機のエンジンを5機ずつ取り下ろし、問題の部品を新しいものに交換することにした。

 破断防止対策が施された新しい部品が届くのは来年以降だが、当面は未対策でも新品部品に交換すれば問題ないとしている。

 ブルネイの航空会社でも同じ不具合が2件あり、ロールスロイスは同型のエンジンを使う世界中の航空会社に早期の交換を呼び掛けた。

 全日空によると、2月にマレーシア、3月にベトナムで不具合が発生。いずれもエンジンに取り込む空気を高圧にする圧縮機のブレード(羽根)が大気中の汚染物質に含まれる硫黄成分で腐食、根元から破断していた。

 国際線用の機体のエンジン交換を順次進めていたが、今月20日の羽田発宮崎行きでも離陸直後にトラブルが起き、国内線も改修することにした。国際線は便数が少なく、機材のやりくりで欠航は出ていない。全日空はトラブルを公表しておらず「運航に影響が出るまでは公表する考えはなかった」と説明している。

 25日午前も、羽田発福岡行きの787がエンジントラブルで引き返した。国土交通省は、一連の不具合との関連がないか報告するよう求めた。

 日航の787のエンジンは米ゼネラル・エレクトリック製のため影響はない。

 787は2013年1月、全日空と日航でバッテリーからの出火や発煙が相次ぎ、一時運航を停止した。〔共同〕

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