米大統領、ダライ・ラマと会談へ 中国は抗議

2016/6/15 20:18
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【ワシントン、北京=共同】オバマ米大統領は15日、ホワイトハウスでチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世と会談する。ダライ・ラマをチベット独立派と見なし敵視する中国の外務省は15日、会談に先立ち北京の米国大使館に「断固として反対する」と抗議したことを明らかにした。

オバマ氏とダライ・ラマの直接会談は2014年2月以来で、4回目。中国はその都度「内政干渉だ」と反発してきた。米側には、チベットの少数民族への圧力を強める習近平指導部に対して人権重視の姿勢を示す狙いがあるとみられる。南シナ海問題などを巡り対立する米中間の摩擦が増しそうだ。

中国外務省の陸慷報道局長は15日の記者会見で「(会談は)チベットの分裂勢力に誤ったメッセージを伝え、中米両国の相互信頼や協力関係を害する」と強調。「チベットは中国の一部分である」とした上で「他国に干渉する権利はない」と述べた。

米政府は、チベットの独立は支持しないとの立場を維持しているが、ダライ・ラマは「国際的に尊敬されている宗教・文化的な指導者」(国務省)だと位置付け、会談場所は前回と同様に大統領の私的会合などに使われる「マップルーム(地図の間)」とした。

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