不法移民・難民をトルコへ送還 EU密航抑制策始動

2016/4/4 19:24
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ギリシャから送還され、トルコに到着した難民(4日、トルコ西岸)=ロイター

ギリシャから送還され、トルコに到着した難民(4日、トルコ西岸)=ロイター

【レスボス島=共同】ギリシャ東部レスボス島で4日、トルコから不法に入国した移民らのトルコへの送還が始まり、パキスタン人ら約200人の経済移民がフェリーで送り返された。欧州連合(EU)がトルコと先月合意した難民・移民対策の新枠組みに基づく措置。エーゲ海の密航抑制に向け始動した枠組みは経済移民だけでなく難民も送還の対象としており、人権団体が強く批判している。

昨年来100万人以上の移民や難民が押し寄せた問題で、EUが初めてエーゲ海での密航阻止に向けた本格的な対策を実行に移した。EUの難民問題の転換点となり得るが、効果は不透明。トルコ側の受け入れ状況を問題視する声もあり、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は送還者の保護に十分な措置を講じるよう求めている。

ギリシャ当局によると、この日送還されるのは経済的な理由による密航者で、全員が男性。シリア人が2人含まれるが、自ら送還を希望したという。

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