2017年12月15日(金)

ロシアで500人超がデモ 拘束の野党指導者出馬求め

2017/10/8 1:56
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 【モスクワ=共同】ロシア当局に拘束されている野党指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏(41)の呼び掛けで、来年3月の大統領選挙で同氏の出馬を認めるようプーチン政権に要求するデモが7日、ロシア各地で行われた。モスクワでは警察が厳戒する中、当局が許可しなかったデモに、若者ら500人以上が集結。「ナワリヌイ氏に自由を」と抗議の声を上げた。

 警察は、政権批判の急先鋒(せんぽう)であるナワリヌイ氏のモスクワの活動拠点を6日に捜索するなど取り締まりを強化。多くの報道陣が見守るモスクワではデモ参加者の大量拘束はなかったが、サンクトペテルブルクでは若者らが次々に拘束され、野党側の人権団体によると、拘束者は全国で計230人以上となった。7日はプーチン大統領の65歳の誕生日だった。

 モスクワでは小雨が降る中、警官の制止にもかかわらず、若者らが「ロシアは自由になる」「プーチン氏は泥棒」などのスローガンを唱和し、クレムリンの近くまで行進した。

 ナワリヌイ氏はインターネットを通じてプーチン政権の腐敗を暴いて若者層を中心に支持を広げ、大統領選出馬に向け全国で集会を開催。しかし、無許可集会への参加を何度も呼び掛けたとして9月末に拘束された。デモはロシア全土の約80都市で計画された。

 ナワリヌイ氏は、首相時代を含め18年間にわたり実権を握るプーチン体制は「もうたくさんだ」と批判。大統領選で自分を含む野党候補の登録を認め、有権者に選択肢を与えるよう訴えている。

 中央選管は、ナワリヌイ氏が横領で有罪判決を受けたため大統領選には出馬できないと発表。しかし同氏は、判決は出馬封じが目的だと反論。欧州人権裁判所も昨年2月、ロシアの裁判に違反があったと認定している。

 ナワリヌイ氏は今年3月と6月に呼び掛けた各地の反政権集会に数万人規模の若者を集め、プーチン氏の対抗馬として存在感を強めている。

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