死者112人・不明者95人、消防隊員が被害に 天津爆発

2015/8/16付
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【北京=共同】中国天津市当局は16日、同市で12日に起きた大規模爆発の死者が112人、行方不明者が95人に上ったと発表した。行方不明者には消火や救援に向かった消防隊員85人が含まれているという。

中国メディアによると、爆発直後に駆け付けた隊員は現場に危険な化学物質が保管されていることを知らされていなかった。ずさんな初動対応が被害の拡大を招いた疑いが強まっており、当局への責任追及の声が高まりそうだ。

死者のうち88人が身元不明で、確認を急いでいる。市当局者は16日の記者会見で、事故が起きた現場には、数百トンの有毒なシアン化合物が保管されていたとみられることを確認した。また「生存者が見つかる可能性は大きくない」と指摘し有害物質に阻まれ、救援や消火活動が極めて難航していることを示唆した。

国営中央テレビによると、李克強首相は同日、陣頭指揮を執るため爆発現場に到着。消防隊員らを慰問した。

16日付の中国紙、新京報によると、爆発後に消火に向かった消防部隊は化学物質が保管されているのを「全く知らず」、水と反応すると有毒で引火しやすい青酸ガスを出す猛毒のシアン化ナトリウムなどに放水を続けた。その後2度目の爆発があった。この部隊のメンバーの多くは行方不明となっている。

現場周辺では今も小規模な爆発が相次ぎ、シアン化ナトリウムなどの化学物質が検出されている。

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