2019年2月16日(土)

韓国検察、大統領府を捜査 朴氏退陣求め集会2万人

2016/10/29 21:00
保存
共有
印刷
その他

【ソウル=共同】韓国の朴槿恵大統領の友人、崔順実氏への情報漏洩や同氏の国政介入疑惑を巡り、韓国検察は29日、大統領府で安鍾範政策調整首席秘書官らの事務室にある書類の任意提出を受けた。大統領府当局者が明らかにした。聯合ニュースによると、検察は安氏らの自宅も家宅捜索した。ソウル中心部では同日夕、主催者発表で2万人超が抗議集会に参加し、真相究明や朴氏退陣を要求。国政の混乱長期化は必至だ。

抗議集会で「朴槿恵退陣」「弾劾」などと書かれたプラカードを掲げる参加者ら(29日、ソウル)=共同

一連の問題では、朴氏自身や政権高官が崔氏の国政介入や資金集めを支援していたとの疑いが次々と報じられている。検察は今後、安氏らから事情聴取するとみられるが、疑惑浮上から2カ月以上が経過。証拠が既に隠滅されたとの見方もあり、疑惑をどこまで解明できるかは不透明だ。

朴氏は28日夜、安氏を含む首席秘書官10人全員に辞表の提出を指示。大統領府当局者によると全員が29日までに提出に応じた。朴氏は近く大統領府の人事刷新を行う方針。しかし、野党は検察当局は信頼できないとして国会で「特別検察官」の設置を求め、徹底追及する構えだ。

安氏は、崔氏が事実上支配する2つの財団に資金を出すよう大手企業に要求したとの疑いが持ち上がっている。他に捜索を受けたのは、崔氏に毎日大量の大統領報告資料を届けていたと報じられた秘書官や、崔氏が企画した韓流事業に予算をつけ執行した疑いがある文化体育観光省高官の自宅など。

ソウル中心部で開かれた抗議集会は労働組合や農業者団体が呼び掛けた。当初は2千人規模とみられていたが、政権批判の高まりを受け、参加者数が膨らんだ。主催者側は11月12日に大規模集会をソウルで行うほか、毎日小規模なろうそく集会も開く計画だ。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報