南鳥島沖に球状レアメタル 海洋機構チーム

2016/8/26 19:31
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 海洋研究開発機構と千葉工業大、東京大の研究チームは26日、小笠原諸島・南鳥島の南東沖の深海底に、レアメタル(希少金属)が含まれる球状の岩石「マンガンノジュール」が広範囲に密集しているのを見つけたと発表した。

南鳥島沖の深海底に密集する岩石「マンガンノジュール」=海洋研究開発機構提供・共同
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南鳥島沖の深海底に密集する岩石「マンガンノジュール」=海洋研究開発機構提供・共同

 分布域は北海道の面積のほぼ半分に相当する約4万4千平方キロと推計される。天然資源の管轄が及ぶ排他的経済水域(EEZ)内だが、水深5500~5800メートルと深く、効率的な引き上げ方法は未確立という。

 チームは2013~15年にかけて、南鳥島の周辺海域で海底の音波調査を実施し、反射波が強く、マンガンノジュールがあると推定される海域を特定した。今年4月、この海域の6地点に有人潜水調査船「しんかい6500」を投入し、密集を確認した。直径約1~10センチの岩石約100個の採取に成功した。

 ノジュールにはマンガンのほか、コバルトやニッケルなどのレアメタルも含まれる。海水や海底に含まれる成分などが集まり、海流で動くことで球状になると考えられている。

 南鳥島沖では、レアアース(希土類)やレアメタルを含む堆積岩「コバルトリッチクラスト」も分布。チームはマンガンノジュールの組成などを詳しく分析し、これらの成因や関連性も解明する方針だ。

 海洋機構の町田嗣樹特任技術研究員は「音波調査の範囲を広げれば、ほかの海域でも見つかる可能性は十分ある」と期待を寄せる。〔共同〕

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