エボラ熱、ギニアの2歳児から拡大か 米紙報道

2014/8/11付
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【ニューヨーク=共同】米紙ニューヨーク・タイムズは10日、西アフリカ3カ国で爆発的に流行しているエボラ出血熱の最初の感染者について、3カ国の一つギニアで昨年12月6日に死亡した男児(2)とみられるとの研究チームの見方を報じた。研究チームが投稿した米医療専門誌ザ・ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンの論文も参考にしている。

ウイルスの宿主とされるコウモリとの接触が疑われるが、はっきりした原因は不明だ。

タイムズ紙によると、男児は体調を崩して数日後に亡くなり、その後母親と姉(3)、祖母も相次いで死亡した。いずれも発熱や嘔吐、下痢の症状を訴えた。当時は病名も分からず、エボラ熱の検査も受けなかった。

男児はギニア南東部のゲケドゥに住んでいた。感染が広がるシエラレオネ、リベリアのいずれの国境にも近い。葬式に参列した人や地元の医療関係者に感染した後、急速に拡大したとみられる。

コウモリが持っていたウイルスが何らかの形で果物に混入し、男児がその果物を食べて感染したようなケースが想定される。現地の医療体制は極めて貧弱で、洗い場や消毒液用のバケツもない病室がある。隔離治療を恐れてエボラ熱を申告しないケースも考えられ、感染者はもっと多いとの見方がある。

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