アフガン、武装勢力に対話訴え オマル師死亡で

2015/7/30付
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【カブール=共同】アフガニスタン大統領府は29日、反政府武装勢力タリバンの最高指導者オマル師の死亡を確認したとして「全ての武装勢力に対し、この機会をとらえて和平プロセスに参加するよう求める」と訴えた。

反政府勢力に広がる混乱が和平に与える影響が懸念される中、新たな状況をてこに対話を推し進める意向を強調した。

31日にはアフガン政府とタリバンとの2回目となる直接協議がパキスタンで行われる予定だが、実際に開催されるかどうかは不明。タリバンは公式声明を出しておらず今後の対応が注目される。

大統領府はオマル師の死亡を「信頼できる情報」に基づいて確認したと説明。アフガンの情報機関、国家保安局の報道官も29日、共同通信の取材に「2013年4月にパキスタン南部カラチの病院で死亡した」と述べた。不審死の可能性を示唆したが、詳しい死亡の状況は分からないとしている。

シュルツ米大統領副報道官は29日、オマル師の死亡情報は「信用できる」との見方を示した。

オマル師は人前に姿を現すことが極めてまれで、過去にもたびたび死亡説が流れたが、タリバンは否定してきた。今年4月には「伝記」を公表して健在ぶりをアピールしたほか、今月15日にもオマル師の名前で声明を発表したばかりだった。

政府側との協議をめぐり、タリバン内部では対立が深刻化しているとされる。長年にわたり組織を束ねてきた最高指導者の死亡で主導権争いがさらに先鋭化する可能性もある。

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