服もスマホの中 モノのクラウド化で変わる暮らし (藤元健太郎)

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2016/3/13 12:00
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自分で音楽データを所有するよりもクラウド上で音楽を共有するようになるなど、デジタルデータがどんどんクラウド化している。ここ最近は「モノ」もクラウド化する試みが出てきた。

サマリーポケットは段ボール1箱単位でモノを預けられる

サマリーポケットは段ボール1箱単位でモノを預けられる

画像共有型の交流サイト(SNS)を運営するサマリー(東京・港)が寺田倉庫(同・品川)と始めたサマリーポケットは段ボールを1箱月300円で契約すると、月300円で倉庫に預かってくれるサービスだ。ここまでだと普通のレンタル倉庫と同じだが、特筆すべきは段ボールの中の商品を1点ずつ写真に撮ってスマートフォン(スマホ)で見られるようにしたことだ。

段ボールは3種類(レギュラーは幅38センチ×奥行き38センチ×高さ38センチ)。例えば、普段あまり着ないドレスを預けてパーティーに出かける時にスマホの画面から選ぶと、すぐに自宅に届く。サービス開始から半年で5000箱以上が契約されている。今後は引っ越し業者と提携し、引っ越しの時にそのまま預けることもできるようにするようだ。

スマホで預けたモノを一覧で見られる

スマホで預けたモノを一覧で見られる

このように所有しているモノがデータ化すると、私たちにとって保管場所はどこでもよくなる。まさに、自分のデジタルデータがどこのサーバーにあるか誰も意識しなくなったのと同じことがモノでも起きており、新しいビジネスとして広がりをみせてくる。

例えば、自分の服が全てデータ化すると、買い物に行く時にデータをスマホで見ながらコーディネートを考えられる。さらに、そのデータをアパレル企業に公開してみたらどうだろう。アパレル企業がそのデータを人工知能(AI)で分析し、手持ちの服に合った新作をお薦めしてくれるサービスが出てくるかもしれない。服のお直しやクリーニングもスマホをタッチするだけで依頼できるようになるだろう。

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