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自力はムリ 脱「三日坊主」、スマホでルーチン管理

仲間集めて励まし合い

 語学の勉強やジョギング、ダイエット――。今年こそ新しいことに挑戦しようと一念発起したにもかかわらず、もう挫折したという人もいるのではないだろうか。自分に喝を入れるには「三日坊主」を克服するためのアプリが効果的だ。同じ目標を持つ仲間と交流をしたり、記録を残したりすることで、継続する意欲を引き出せそうだ。
三日坊主を防止するアプリ「みんチャレ」

「英語を勉強する習慣がなかなか身に着きませんでしたが、メンバーと交流することで、今では楽しく継続できています」。東京・渋谷在住の中川栄治さん(41)は2015年末からソニーが開発した「みんチャレ」を使い始めた。みんチャレは仲間とメッセージや写真をやりとりしながら互いを励まし合うことで、根気がとぎれてしまいそうになるのを防ぐアプリだ。

「毎日英語で一文」

中川さんが勤める会社は英語能力テストのTOEICで高い得点を取った社員に報奨金を出すなど、英語学習を奨励している。中川さんは自分を奮い立たせるために、みんチャレで「毎日英語で一文を書く」というテーマを掲げるチームに参加した。

旅行や食事、趣味のことなど、英文の内容は何でもかまわない。「何気ない言葉を英語で書こうとすると意外に単語が出てこない。それを調べて書いてみることが勉強になる」と中川さん。仲間から送られてくる英文を読むことも勉強の刺激になっているという。

読書量も増やしたいと思っていた中川さんは毎日の読書を報告し合うチームにも参加している。「以前の読書量は月1~2冊だったのに、週1~2冊を読めるようになった」(中川さん)と効果が出ているようだ。

みんチャレの画面を開くと、ダイエット、健康・美容、学習、トレーニングなどさまざまなジャンルのチームができている。

各チームに参加できる人数は最大で5人。この人数にしたのは「テストを重ね、メンバー同士の対話が最も盛り上がる人数が5人だった」(ソニーProfessional Services新規事業創出部A10 Project統括課長の長坂剛氏)ためだ。今後は健康関連など外部サービスと連携させることで、みんチャレを発展させていく考えだ。

習慣を身に着けるためには、目標が達成できたかどうかを自分で日々点検するという手もある。「ルーチンワーク」は実行したい項目を一覧できるアプリ。ダイエットに取り組むなら月曜日はスクワット、火曜日は腹筋といった具合に運動の内容をあらかじめ登録しておき、終了したら画面上でチェックを入れる仕組み。操作がシンプルで分かりやすい点が受けているという。

子どもに習慣を身に着けさせるアプリもある。「小学生ライフマネージャ」は「小学校の低学年だった娘の日常生活を支援する目的で作った」(開発者の瀬山淳一郎氏)。宿題や習い事、家の手伝いなど、子どもが各項目をやり終えると、チェックマークを付ける。

ご褒美設定でやる気

やる気を引き出すために、一定の達成ポイントをためるともらえる「ごほうび」を登録することもできる。例えば「200ポイントで好きな本を1冊」と決めておけば、ごほうび獲得までの残りポイントを日々確認できる。うまく活用すれば続けるための動機づけとなりそうだ。

小学生ライフマネージャのデザインを大人向けにした「自分にもごほうびをあげたい人のために作った大人のチェック表」もある。

小さな目標を達成すれば毎日の生活にもメリハリが出る。こうしたアプリの活用で、今年こそは「継続は力なり」を実感してみてはいかがだろうか。

(電子編集部 松元英樹)

[日本経済新聞夕刊2016年2月4日付]

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