/

海外売上高比率の高い銘柄 独自技術でシェア伸ばす

日本株番付

中国景気の減速懸念や原油安などを受け、日経平均株価の年初からの下落率は26日時点で1割強に達した。足元では海外景気に影響を受けやすい銘柄の下げが目立つ。もっとも企業が中長期で成長するにはグローバル戦略は不可欠。東証1部の銘柄を対象に海外の売上高比率の高い銘柄をランキングしたところ、三井海洋開発、竹内製作所など独自の技術で世界で高いシェアを持つ企業が並んだ。

海洋油田向けの生産設備を建造する三井海洋の海外売上高比率は100%。浮体式原油・ガス生産貯蔵積み出し設備(FPSO)で強みを持つ。原油安を受けて新規受注は低調だが、既存の案件からの安定収入を見込み、今期も増配を続ける見通しだ。

バイオベンチャーのペプチドリームも売上高はすべて海外向けだ。スイスのノバルティスなど欧米の製薬大手に対して、治療薬のない病気に効く薬を作り出す「特殊ペプチド」の技術を提供する。業績は世界経済変調の影響を受けにくく、株価は年明け後も堅調に推移している。

4位の小型建機メーカー、竹内製作所は北米や欧州で販売が伸びている。主力のミニショベルは操作性がよく住宅の関連工事などに使われる。13日に発表した15年3~11月期の連結純利益は前年同期比4割増と好調。足元で株価は下げているが「現地生産が少ない分、輸出比率が高く、年初からの円高傾向が嫌気されている」(野村証券の張●<●は日へんに含>舒アナリスト)という。

7位の村田製作所はスマートフォン向けなどのコンデンサーで高い世界シェアを持つ。中国景気の減速懸念で昨年末以降、株価は低迷していたが、「いったん悪材料が出尽くした」(SMBCフレンド調査センターの酒井洋氏)との見方も出ている。

13位のシマノは自転車部品を手がけ、主に欧米の自転車メーカー向けに納入している。「製品の独自性が高い点が評価され、株価も底堅い」(松井証券の窪田朋一郎氏)という。

[日本経済新聞夕刊1月27日付]

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

関連キーワード

セレクション

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン