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ブラジル・レアル、根強い先安観 来年もマイナス成長か
通貨番付

2015/12/8 14:27
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ブラジルの通貨レアルの先安観が根強い。同国景気が過去20年で最悪となる中、9月には対ドルで1ドル=4.2レアル台と過去最安値を付けた。最近は3.8レアルを挟んだ水準まで戻しており、一段のレアル安には歯止めがかかっている。しかし、長引く景気低迷が引き続きレアルを押し下げるとみる市場関係者は多い。

ブラジル地理統計院が1日発表した7~9月期の実質国内総生産(GDP)は前期比で3四半期連続のマイナスとなった。前年同期と比べるとマイナス4.5%と、現行統計が始まった1996年以降で最悪の落ち込み幅だった。

「最大の問題は産業部門への依存で、いまだに改善の兆しはみえない」(ウェルズ・ファーゴ証券のユージニオ・アレマン氏)。国際商品相場の下落が、資源国であるブラジルの投資や消費を圧迫する構図から抜け出せていない。

2016年についても、BNPパリバは実質GDPが前年比3.0%減と、15年と同程度のマイナス成長が続くとみる。中国の景気減速や資源安など「世界経済の逆風は強まっている」と、レアル相場も再び過去最安値を試すと予測する。

追い打ちをかけるのが大統領の汚職疑惑で揺れる政治だ。ブラジル下院のクニャ議長は2日、ルセフ大統領の弾劾手続きの開始を認めた。現状では弾劾が成立する可能性は低いものの「低成長はルセフ大統領への圧力を強め、16年も弾劾リスクは残るだろう」(英銀RBS)という。政策面の手詰まり感も、レアルの低迷を長引かせそうだ。

(NQNニューヨーク=神能淳志)

先週(11月30日~12月4日)の外国為替市場で、主要25通貨で最も上昇したのはユーロ。欧州中央銀行(ECB)が追加金融緩和を決めたが、市場の期待ほどの内容を打ち出せなかったため。最も下落したのはロシア・ルーブル。原油価格の下落に加え、トルコとの対立で地政学リスクを意識した売りが膨らんだ。

[日本経済新聞夕刊12月8日付]

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