2018年6月20日(水)

アマゾンが1時間内で配送 ネット通販、物流競争過熱 (藤元健太郎)

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2015/12/6 12:00
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 アマゾンがいよいよ日本でも「プライム・ナウ」サービスを始めた。有料のプライム会員であれば約1万8000品目から選んで購入でき、2時間以内に商品が届く。さらに890円の追加料金を払うと1時間以内に配送してもらえる。これまでのネット通販の概念を大きく変えるサービスだ。

利用者はスマホで配送員の位置を確認することができる

利用者はスマホで配送員の位置を確認することができる

 筆者もパスタなどを頼んでみた。アプリでいつ倉庫を出発し、今どこにいて、もうすぐ我が家に到着すると確認できるのは便利だった。そろそろ届くから家に戻ろうとか、玄関に出てもいいように着替えておこうと考える余裕ができ、特に女性には歓迎されるだろう。

 ちなみに、アプリの地図から倉庫が等々力(東京都世田谷区)辺りにあることがわかる。現在のサービス対象エリアは、この倉庫周辺の都内8区が対象だ。サービス時間は午前6時から午前0時まで(1時間配送の場合は午前1時まで)。午前6時に朝食用の食材を頼めば、午前8時には間に合う。夜中の11時半に子供の紙おむつが足りなくなっても午前1時までに届くのだ。

 一方、対抗する楽天はプライム・ナウに先駆けて今年8月から「楽びん!」というサービスを都内4区で始めている。こちらはなんと24時間対応で最短20分で届ける。送料は390円からで、2500円以上ならば無料だ。楽天市場で人気の450品目が対象。商品数はアマゾンよりもだいぶ少ないが、顧客の30%がリピートしており、固定客が増え始めている。

 楽天の社長室新サービス開発室シニアマネージャーの中西勝也氏は「3カ月で様々なニーズが見えてきた」という。スピードという価値があっても、やはり女性客らは価格に厳しいという。「『食品の品ぞろえを増やしてほしい』という要望が強いため、対応できるように検討中だ」と語る。

 セブン&アイ・ホールディングスが11月に本格的に始めたオムニセブンも午前7時までの注文はその日の夜には近くのコンビニで受け取れる。ヨドバシカメラは自社の通販サイトで、注文から6時間程度での配送を実現している。

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