2019年7月24日(水)

ラグビー

7人制ラグビー、女子も五輪へ 心技体 個々が成長
アジア予選

2015/11/30付
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ラグビー7人制女子のリオデジャネイロ五輪アジア予選日本大会最終日は29日、東京・秩父宮ラグビー場で行われ、香港大会1位の日本は決勝で同2位のカザフスタンに14-7で勝ち、2大会の総合成績でトップを確定させて男子に続く五輪出場権獲得を決めた。

日本は1次リーグ第4戦でスリランカを49-0で下して決勝進出を決めた。勝つか引き分けで五輪出場が決まる同最終戦ではカザフスタンに5-7で敗れたが、決勝は後半に7-7から小出のトライで勝ち越して逃げ切った。

リオ五輪出場を決めて喜ぶラグビー7人制女子の日本代表

リオ五輪出場を決めて喜ぶラグビー7人制女子の日本代表

先のワールドカップで世界を驚かせた男子の15人制代表を引き合いに、中村主将が言う。「私たちもやっている方向性は一緒。ハードワークして動き続けること」。磨き上げた運動量は確かに日本の武器になっている。

共通点はもう一つ。成功の土台に、個々の成長があることだ。年間の合宿日数は男子15人制の160日を上回る200日。男子のチームと連日、体をぶつけ、食事、睡眠も細かく管理。数年で7~8キロ増量した竹内をはじめ、多くの選手が文字通りに大きくなった。

根幹の技術も上がった。例えばタックル。衝撃緩和の練習着をつけない「生タックル」を1日1時間ほどやったことも。体重100キロの男性コーチも胸を貸す。今春にはレスリングの技術も導入。「一度地面に膝をついても、立ち上がって粘り強く足を運べるようになった」と中村主将は話す。

決勝は特訓の成果が得点に結実した。もともとタックルが苦手だった冨田がうまく相手を倒して反則を誘発。速攻から先制トライが生まれた。

勝ち越しのトライを決める小出

勝ち越しのトライを決める小出

後半の勝ち越しトライは、15メートルほどの大黒田のロングパスが効いた。女子の積年の課題、パスの飛距離も大きく向上。4~5年前より「5メートルくらいは伸びた」と浅見ヘッドコーチ(HC)は話す。

ただ、テンポの速い攻撃は不発。参加国で「フィジカルが一番強い」(浅見HC)カザフスタンに、密集戦で攻めを寸断された。五輪では相手の圧力がさらに増す。世界大会での実績がないチームがどこまで行けるか。

「このチームは五輪で金メダルを取るためにやってきた」と中村主将。過去の成績だけを見たら笑う人がいるかもしれない。しかし、男子15人制で日本が南アフリカを破ることも3カ月前までは「夢のまた夢」だった。より番狂わせの多い7人制。リオで何が起きても不思議はない。

(谷口誠)

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