資金流入増える外国株式型 高配当・ヘルスケアが人気
投信番付

2015/11/5 14:20
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投資信託への資金流入が続いている。月間の資金流入額は2015年9月で27カ月連続で流出額を上回った。日本株式型より外国株式型への流入額が増えているとみられる。15年9月末までの1年間で人気があった投信を調べてみた。

1000億円を超える資金流入があった投信は上位10位中9本あった。投資対象は新興国株やグローバル高配当株をはじめ、ヘルスケアやバイオ関連株に絞ったテーマ型投信もある。一時期人気が高かった毎月分配型も6本入った。

期間中の資金流入額が4300億円と最も多かったのは、岡三アセットマネジメント「アジア・オセアニア好配当成長株オープン(毎月分配型)」だった。日本を除くアジア・オセアニア地域の好配当株に投資するもので、9月末時点では香港、オーストラリアの上位2カ国・地域への資産配分が6割近くある。業種別では銀行への配分が3割程度で香港、豪州の銀行株の動きが今後の運用成績を左右しそうだ。

分配金は1万口当たり75円。香港、豪州は中国経済の影響を受けやすい。中国経済が悪化し、株価が大幅に調整するようなことがあれば、分配金の減額が視野に入るかもしれない。

2位は3280億円の資金流入があった三菱UFJ国際投信の「グローバル・ヘルスケア&バイオ・ファンド」。先進国のバイオ、ヘルスケア関連企業に投資する。3位の「野村グローバル高配当株プレミアム(通貨セレクトコース)毎月分配型」とは、56億円の僅差だった。過去1年の騰落率は約16%と最も高い。

米国では新薬候補を確保する大型M&A(合併・買収)が起きるなど動きが激しい。好成績は成長局面を捉えたのが要因のようだ。米次期大統領選の有力候補、ヒラリー・クリントン氏は医療保険会社の寡占化に懸念を示しており、大統領選次第ではシナリオに変化が生じる可能性もある。

(ファイナンシャルリサーチ代表 深野康彦)

[日本経済新聞夕刊11月5日付]

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