2018年11月17日(土)

ラグビー

日本3勝でも決勝T進めず 伝統国より不利な過密日程

2015/10/12付
保存
共有
印刷
その他

ラグビーの第8回ワールドカップ(W杯)イングランド大会で、1次リーグB組の日本は11日の米国戦を前に敗退が決まった。最終的には一定条件で与えられる勝ち点のボーナスポイントの多寡が響いた形。ただ、同組を南アフリカに次ぐ2位で突破したスコットランドと日本を分けた一因は、伝統国を優遇する国際統括団体の姿勢にもある。

1次リーグでは各国の勝敗に応じて勝ち4、引き分け2、負け0の勝ち点が与えられる。(1)4トライ以上(2)7点差以内の敗戦――にもボーナスポイント1が加算される。

日本とスコットランドは3試合を終えた時点でともに2勝1敗だったが、勝ち点ではスコットランドが2点上回った。日本は勝った2試合とも3トライ以下。スコットランドは日本戦と米国戦で4トライ以上を奪い、勝ち点2を上積みした。

明暗を分けた最大のポイントは10―45で日本が敗れた直接対決。中3日の日本は勝ち点0に終わり、大会初戦で体力十分のスコットランドは5トライで勝ち点5点を稼いだ。せめて互角に近い条件で戦えていれば、と思わずにはいられない。

国際統括団体ワールドラグビーは貴族社会のような階級制で各国を区別している。スコットランドなど伝統のある10カ国は「ティア(層)1」と呼び、様々に優遇。W杯で中3~4日の試合をする場合も、確実に勝利を見込める対戦相手をあてがう。日本などのティア2は、スコットランド戦のようにカギとなる試合で過密日程が組まれた。

現ラパセ会長のもとで徐々に改善が進んではいるが、問題はティアを決める明確な基準がないこと。顔ぶれは固定化され、国際試合の戦績で決める世界ランキングとは関係がない。そう考えると、ティア1の筆頭格・南アを倒した日本の金星は、旧秩序に固執する“支配者階級"を脅かす革命でもあった。

(グロスター〈英国〉=谷口誠)

今なら有料会員限定記事もすべて無料で読み放題

保存
共有
印刷
その他

ラグビーコラム

関連キーワード

電子版トップスポーツトップ

ラグビー 一覧

 【ロンドン=谷口誠】ラグビー日本代表はリポビタンDツアーのイングランド戦(日本時間18日午前0時キックオフ)を翌日に控えた16日、試合会場のトゥイッケナム競技場で軽く調整した。記者会見したリーチ・マ …続き (19:57)

 ラグビーのトップリーグ、トヨタ自動車は17日、帝京大でロックを務めた秋山大地ら8選手が来年度に新加入すると発表した。〔共同〕 …続き (19:00)

 ラグビーのトップリーグ・カップ第2節第1日は17日、ニッパツ三ツ沢球技場などで1次リーグ4試合が行われ、C組はクボタが神戸製鋼を24―22で退け、開幕2連勝とした。神戸製鋼は1勝1敗となった。ヤマハ …続き (18:02)

ハイライト・スポーツ

[PR]