希望のかたわれ メヒティルト・ボルマン著 ミステリで描く原発、負の歴史

2015/9/29付
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日本経済新聞 朝刊
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「ドイツミステリ大賞」を受賞した実力派の作家が、福島第一原発の事故に触発されて書いた作品と聞けば、日本の読者としては無関心ではいられない。昨年翻訳紹介された『沈黙を破る者』もそうだったが、ボルマンは過去の負の歴史に目を向け、それが現代にどのような影を投げかけているか、常に検証しようとする。物語そのものはフィクションでも、そこで描かれている社会的状況や家族関係における悲劇は、実際にあったできごとの…

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