2019年9月18日(水)

ビジネスチャット、中小に浸透 日米しのぎ、乱立か共存か
野呂 エイシロウ(放送作家・戦略PRコンサルタント)

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2015/9/17 12:00
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企業のやりとりで最近よくこういわれる。「チャットワーク使っていませんか?」「Slackは?」。たまにスカイプもあるが、多くはこの2つ。同じ会社でも部門によってチャットワークを使ったりSlackを利用したりしている。

チャットワークは中小企業を中心に7万8000社以上で使われている

チャットワークは中小企業を中心に7万8000社以上で使われている

チャットの話だ。チャットは英語で「雑談」の意味。ネット用語では、複数の人がコンピューターのネットワーク上でテキストを入力してリアルタイムに会話できるシステムのことを意味する。

初めて使ったのは15年ほど前。マイクロソフトのMSNかヤフーのメッセンジャーを使ったのが最初だったと思う。当時、某外資系企業の担当者に「メールや電話じゃダメですか?」と尋ねたら、「電話だと仕事のじゃまをすることになる。メールだと文章が長い。挨拶も余分。仕事は速度だ」と言われ、半信半疑で使い始めたらこれまた便利だった。

その後、スカイプなどを使う企業などが続々登場したが、不便が多かった。そんな矢先、2011年にチャットワーク(大阪府吹田市、当時の社名はEC studio)が企業向けビジネスチャット「チャットワーク」を発売した。早速使ってみたら、これまでのチャットと違った。タスク管理やファイルの送信がスムーズで、すべてのチャットがウェブ上で整理・保存できる。スマートフォンにも対応する。

特に便利なのが、チャットの会議室の中で特定の人にメッセージを送れる機能だ。今や、会議はいかにコストをかけず効率化するかがカギ。チャットワークは、中小企業を中心にあっという間に浸透した。現在KDDIやnanapi、ヤマダ電機など7万8000社以上が採用しており、筆者も欠かせないアイテムとなっている。

12年には米国に現地法人を設立し、海外へ打って出た。米国にいる山本敏行社長は「アメリカ人マーケターを3人採用し、マーケティング展開を加速させている。いずれ全世界に普及させたい」と意気込みを語る。ちなみに今回の取材もチャットワークで行った。

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