ドローン市場、産業界が注目 物流・警備…活用に期待 (三淵啓自)

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2015/5/31 12:00
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5月下旬、無人飛行機ドローンを集めた「国際ドローン展」が初めて開催され、世界各国から50社が出展した。大勢の人が訪れ、盛り上がった。何かと世間を騒がせているドローンだが、市場は2020年までに現在の10倍にあたる186億円になるといわれている。

5月下旬には日本で初めて国際ドローン展が開催され、大勢の人が訪れた(千葉市の幕張メッセ)

5月下旬には日本で初めて国際ドローン展が開催され、大勢の人が訪れた(千葉市の幕張メッセ)

「ドローン」とはもともと米軍が開発した兵器。民生で活用されるドローンは4~8個の回転翼を持つ小型無線操縦機で、数万円から入手できるようになり急速に普及した。

最近は1万円を切るものも出ている。高出力モーター開発や複数の回転翼を制御する技術、全地球測位システム(GPS)との連動により、指定の場所を航行したり空中にとどまったりと、素人でも簡単に操縦できる。

10年にフランスのParrot社がスマートフォン(スマホ)で映像を見ながら操縦できる商品を発表したのを機に注目が高まった。小型のタイプはよく空撮に活用されている。花火の中をドローンで飛行しながら撮影した幻想的な映像はネットでも話題になった。

最近、注目が高まっているのが商用利用だ。13年に米アマゾン社が、14年9月には米グーグル社が、それぞれドローンを物流に活用すると提案した。しかし、米政府は航空測量や建設現場の監視にドローンを使用することを認めたが、アマゾンなどは許可しなかった。

米国ではドローンの娯楽利用は認められているが、商業目的での利用は規制している。3月にはドローンの空撮をYou Tubeにアップしている人に政府が勧告し、話題になった。You Tubeには広告表示機能があるため、ドローンを使った映像をアップすることはドローンの商業利用に該当するという。利用者にコンプライアンス意識を持ってもらうために勧告したようだ。

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