米大学、進むオンライン・コース 学位も取れる、世界にPR
瀧口 範子(フリーランス・ジャーナリスト)

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2015/5/28 6:30
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米国の大学がこぞってオンライン・コースの提供に力を入れている。オンライン・コースと言えば日本でよく知られているのはEdx(エデックス)やコーセラといった、いわゆるMOOC(ムーク)だろう。

ペンシルベニア州立大学のサイト=www.worldcampus.psu.edu

ペンシルベニア州立大学のサイト=www.worldcampus.psu.edu

MOOCとは不特定多数の人々がオンラインで勉強できるよう、米国を中心とした世界の大学が講義をアップロードしているもの。マサチューセッツ工科大やハーバード大、スタンフォード大など有名校の授業が無料で受講できるとあって、注目を集めている。講義を提供する大学もかなり増えてきた。

だが今、大学が力を入れているのはMOOCだけではない。大学自らが単位や学位が取れるように制作したオンライン・コースが増えている。

たとえば、ペンシルべニア州立大は「ワールド・キャンパス」と銘打って、オンラインだけで学士号が取得できるコースを設置している。看護学、生物学技師、農業経営などの専攻がある。

オンラインとはいえ授業についていかなければならず、テストも学生指導もある。指導するのはキャンパスで教える同じ教授らで、学生間のディスカッションもある。最後にはキャリア・アドバイスも受けられるというフルパッケージだ。

同校は大学院レベルのコンピューター科学や教育、エンジニアリング、そしてMBA(経営学修士号)のオンライン・コースも提供しており、キャンパスの授業と同じぐらいオンラインに力を入れている。

MOOCならば講義をビデオで収めただけのものも多いが、同校の場合、制作にプロを雇っている。その成果もあり、「USニューズ&ワールド・リポート」誌はオンライン・プログラムの分野で同校を1位にランキングしている。大学や病院ランキングでよく知られる同誌がオンライン・プログラムを評価し始めたこと自体、その重要度が推し量れる。

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