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春秋

ハマザキじゃなくハマサキ。「釣りバカ日誌」の愛すべき主人公、浜崎伝助氏の口ぐせである。出世にはとんと関心がないけれど、自分の名前の呼ばれ方にはこだわる。見渡すとそんな人物はまれではない。それほどに、どういう呼び方をされるかは気にかかるものだ。

▼それが国名ともなれば、国民感情やら何やらややこしい事情がまとわりついて、一筋縄ではいかないこともある。戦後の日本を振り返っても、中国や韓国などに対する呼び方には神経を使ってきた。逆に、中国がわが国を日本と呼ばないで、昔ながらの「倭(わ)」という言い方を続けていたら、さぞ不愉快だったかも、と思う。

▼「グルジア」の国名表記を「ジョージア」とあらためる法律が、おととい国会で成立した。昨年の秋に来日したマルグベラシビリ大統領が安倍晋三首相に直談判するなど、同国の政府から一度ならず強い要望が届いていた。「グルジアはロシア風の表記なので、英語風に統一したい」というのが、大統領らの要望の理由だ。

▼違和感を覚える人もいるようだ。世界最古といわれるほどに長い歴史を誇るぶどう酒を「ジョージアワイン」と呼ぶのか。旧ソ連の独裁者スターリンの出身地を米国南東部の州のように表すのか、などと。それでも、ロシア風の表記は耐えがたいとの思いはわかる気がする。ロシアとの間では領土紛争が絶えないのだから。

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