ツイッターで中傷、深刻化 常習犯締め出しが課題
瀧口 範子(フリーランス・ジャーナリスト)

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2015/3/10 7:00
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「ツイッター・アビューズ」問題が、ようやく日の目を見ることになった。ツイッター・アビューズとは、ツイッターでの悪意のある誹謗(ひぼう)中傷だ。以前からある問題だが、先ごろツイッターのディック・コストロ最高経営責任者(CEO)が「誹謗中傷は次から次へと追撃する」と決意を述べ、解消への希望が出てきたのだ。

コストロCEOの決意表明は、ある記事がきっかけだった。フェミニストのライターが書いた記事で、彼女が日常的に受けているツイッターでのアビューズがつづられ、それをツイッターに報告してもラチがあかないことが告げられていた。

その少し前にも、1週間で157件もの誹謗中傷ツイッターを受け取った女性のゲーム評論家が歩み出ていた。彼女はその画像を別の交流サイト(SNS)である「タンブラー」に掲載して実態を世界に公開。ツイッターの中で闘ったり自己防御したりしても一向に事態は改善しないため、外に向け叫んだわけだ。

彼女らに対するアビューズを見ると、4文字言葉が満載なうえ、「目の前から消えろ」「死ね」「レイプしてやる」と醜悪な表現が並んでいる。もちろん男性に対する誹謗中傷も決して美しいものではないだろうが、ことに女性の弱みを狙って身の危険も感じさせるような言い回しが多く使われているのが特徴だ。

ツイッター・アビューズを受けた人々は、ツイッターへの報告手順が長くて時間がかかり、報告後も何ら改善されないことがほとんどだったと述べている。特定ユーザーをブロックしても、そのユーザーが新たなアカウントを作って攻撃を再開することは簡単だ。いったん狙われたら執拗な攻撃が続いたという。

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