祖国の選択 城戸久枝著 日中のはざまで揺れた過酷な生

2015/2/25付
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落葉帰根――。

本書のなかに度々、こんな言葉が出てくる。葉が木の根元へ落ちるように、人はいずれ故郷へ帰る。そのような意味を持つ中国の諺(ことわざ)だという。

だが、戦争はこの「故郷」をめぐって、ときにあまりにも重く過酷な選択を人々に強いてきた。本書の著者の父親・城戸幹氏もその一人だった。彼は3歳9カ月で当時の満州に残され、「孫玉福」の名で戦後の中国を生きた。著者のデビュー作『あの戦争から遠く離れ…

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