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山本耀司(8)世界放浪

就活はせず見識広げる パリは「自分の街」、過酷なインド

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大学3、4年になると、通常は就職活動で忙しくなる。だが私は社会に参加する気になれなかった。慶応の友人には老舗店や有名企業などの跡継ぎが多く、スタートラインがまるで違う。まともに競争してもかなうわけがない。

(では、旅に出よう!)

ムシャクシャするので就職活動が始まる頃を見計らい、約3カ月、世界を放浪することにした。アルバイトでお金を貯(た)め、残りは母に工面してもらった。勇気が要る決断だったと思う...

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山本耀司

黒・穴あき・左右非対称をモチーフにした前衛的な服作りで、ファッションデザイナーの山本耀司さんは世界のモード界に衝撃を与えました。父が戦死し、東京・歌舞伎町に洋装店を開いた母に育てられたことで、自立したキャリア女性のための服作りに目覚めます。映画界の巨匠、北野武さんやヴィム・ヴェンダースさんとの交遊秘話もまじえながら、起伏に富んだ半生を紹介します。

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