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山本耀司(2)洋装店

女手ひとつ 働きづめの母 嫁の意地 再婚せず息子育てる

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太平洋戦争の戦況が日増しに厳しくなってきた1943年10月3日。私は父・山本文雄、母・冨美の長男として生まれた。父は東京・新宿の歌舞伎町で百貨店に総菜を卸す会社の経営者。母はその経理や事務作業を手伝っていた。

私が生まれたのは花園神社の脇にあった病院。頭の大きな逆子でかなりの難産だったそうだ。産後、母は高熱を出して2週間ほど床に伏せっていたらしい。耀司という名前は父が付けた。由来は知らない。後に習...

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山本耀司

黒・穴あき・左右非対称をモチーフにした前衛的な服作りで、ファッションデザイナーの山本耀司さんは世界のモード界に衝撃を与えました。父が戦死し、東京・歌舞伎町に洋装店を開いた母に育てられたことで、自立したキャリア女性のための服作りに目覚めます。映画界の巨匠、北野武さんやヴィム・ヴェンダースさんとの交遊秘話もまじえながら、起伏に富んだ半生を紹介します。

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