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伊集院静「ミチクサ先生」(403)

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二人は駿河台から本郷を上野の方へ下り、浅草にむかった。

「芥川君、あそこに乾物屋があるでしょう」

寅彦は一軒の店を指さした。

「大きな店構えでしょう。あの店の女将が美人で評判だと言うので、先生と二人で見物に来たことがあります」

「えっ、わざわざ先生もですか?」

「君は素の先生をご存知ないね。その折も先生は三時間道端に立って、女将があらわれるのを待っていらっしゃいました」

「本当ですか?」

寅彦はちいさくうな...

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