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ブンヤシット・チョクワタナー(19)失敗に学ぶ

薬や牛丼 早すぎた参入 問題解決のカギは「創業精神」

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サハは多くの日本企業との協業で大きくなった。主に成功例を紹介してきたが、もちろんうまくいかなかったものもある。自戒を込めていくつか書き記しておきたい。

1960年代後半に日本へ出張した際、エーザイの創業家の内藤祐次社長から「ぜひタイに進出したい」と相談を受けた。当時の医薬品市場は欧米勢が席巻していた。洗剤や化粧品がうまくいき、手応えを感じていた時期だった。薬だってやれるだろうと二つ返事で引き受け、69年に...

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ブンヤシット・チョクワタナー

タイの「サハ・グループ」は洗剤や化粧品、衣料品から即席麺に至るまで、タイの日常生活を支える商品約3万点を製造・販売する企業集団です。バンコクを拠点とする華僑の一族に生まれたブンヤシット・チョクワタナーさんは父が起こした事業を受け継ぎ、約300社を擁する一大グループを育て上げました。事業方針に掲げる「誠心誠意」「信用第一」という言葉は若いころに6年間を過ごした大阪での経験と、ライオンやワコール、キユーピーなど多くの日本企業との合弁を通じて学んだものでした。

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