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インドラネット 桐野夏生著

冴えない男の探索行の果て

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桐野夏生は鈍感な者に手厳しい。「抜けているけど悪い奴じゃないからさ」。たいていはそんな決まり文句でまったりと免罪されてきたような人間が、彼女の小説の中においてはとことん逃げ道を塞がれてしまう。みじめに追い込まれていく愚者を笑っていた読者は、やがてその姿が自分とよく似ていることに気づいて青ざめるのだ。

この物語の主人公・八目晃は、自身が冴(さ)えない男であると自覚している。一浪して第3志望の私大によ...

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