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装丁の美(5) 中沢弘光 与謝野晶子訳「新訳源氏物語(上巻、下巻の1、2)」

美術ジャーナリスト 小林真理

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この艶やかな本は木版多色刷りで、天金、菊判という贅(ぜい)を尽くした体裁の本だ。

上巻の表紙絵は、紫式部が石山寺の如意輪観音に祈願して、琵琶湖に昇る月を眺め、源氏物語を書きだしたという伝説に基づく。洋画家中沢弘光による彩色の挿絵が各帖ごとに挟み込まれている。

一転、下巻の冬の情景は静粛な世界。中央を流れる藍色の川はどこまでも深い。この部分だけで50回以上も摺(す)りを重ねているらしい。当代きっての...

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