20年間積み立て投資 国内中小型株で運用、上位
投信番付
つみたてNISA(積み立て型の少額投資非課税制度)やiDeCo(個人型確定拠出年金)など資産形成を後押しする制度改革が相次ぎ、長期の積み立て投資が一般に浸透しつつある。投資信託をコツコツ、長期で積み立てた場合、どれくらいの運用成果になるか調べたところ、上位には国内の中小型株に投資するファンドが目立った。

国内公募の追加型株式投信(ETF除く)を対象に、過去20年間、毎月月末に1万円ずつ積み立てた場合の運用成果を見てみると、首位は「ミリオン(ジャパン ドリーム ポートフォリオ)」の1334万円だった。積み立てた総額240万円の5倍以上になった。国内の中小型株のうち、高い成長が期待できる銘柄に投資する給与天引きの積み立て投資専用ファンドだ。
上位10本は評価額が投資元本の4倍以上になった。定期的に定額を買い付ける積み立て投資では、運用不振時も安値で機械的に購入し続けるため、相場回復時に利益が押し上げられた。
(QUICK資産運用研究所 望月瑞希)
