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吉行和子(27)母の介護

何度も骨折 寝たきりに 明るく愚痴言わず107歳で逝く

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母のあぐりは、97歳まで美容師の仕事をしていた。最後は週に1日だったけれど、仕事をしていると楽しそうで、本当に元気だった。そんな母が、骨折して入院したのは、98歳のときである。

悪いことが重なった。節約家の母は、夜、部屋中の電気を消して真っ暗にして寝る。それでは夜中にトイレに起きたとき危ないから、妹の理恵が毎夜、母の部屋に来て電気をつけていたのだが、体調が悪くてそれをしなかった日が1日だけあった。...

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吉行和子

テレビドラマや映画でおっとりと優しい存在感を放つ女優の吉行和子さんは、幼いころからぜんそくに苦しんだことで、精神的に鍛えられたといいます。連載では97歳まで現役美容師を続けた母あぐりさん、作家の兄淳之介さん、妹の理恵さんら、個性的な家族のエピソードが読みどころです。幅広く活躍する女優として、石原裕次郎、宇野重吉、杉村春子ら、これまで出会った名優やスターの思い出も披露してくれます。

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