/

この記事は会員限定です

吉行和子(9)研究生時代

「下手(しもて)」知らずにショック 怖い物知らず 何でも挑戦

[有料会員限定]

劇団民藝の「水品演劇研究所」に入った私が、劇団の若手や研究生による新人公演に出たときのこと。初日の前日に、演出助手から紙を渡された。「千代、下手すぎる」と書いてある。千代は、そのときの私の役名である。ショックのあまり、貧血を起こしてその場にうずくまった。

「下手」は「へた」ではなく「しもて」であり、メモは、私の舞台での立ち位置についての指示だった。もっと舞台の真ん中に行ってセリフを言ってほしいとい...

この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。

残り1081文字

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

吉行和子

テレビドラマや映画でおっとりと優しい存在感を放つ女優の吉行和子さんは、幼いころからぜんそくに苦しんだことで、精神的に鍛えられたといいます。連載では97歳まで現役美容師を続けた母あぐりさん、作家の兄淳之介さん、妹の理恵さんら、個性的な家族のエピソードが読みどころです。幅広く活躍する女優として、石原裕次郎、宇野重吉、杉村春子ら、これまで出会った名優やスターの思い出も披露してくれます。

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン