/

この記事は会員限定です

日本史のネコ(8) 蔵三「牡丹猫図」

東京大学准教授 藤原重雄

[有料会員限定]

牡丹(ぼたん)の花咲く下で、何かの気配に動きを止め、見上げた一瞬であろうか。視線の先には蝶(ちょう)がのどかに舞う。猫を真横から捉えた図様は、その存在感を際立たせ、若々しく賢そうな性格を伝える。温かく柔らかな触感を再現する毛描きにより、私たちは眼でその背を撫(な)でている。尻尾を巻いて前脚にもってくるしぐさは、丸みをいっそう感じさせる。「蔵三」という絵師は詳しくは分からない。

描かれた紙の継ぎ方か...

この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。

残り342文字

春割ですべての記事が読み放題
今なら2カ月無料!

セレクション

トレンドウオッチ

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
春割で申し込むログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で申し込むログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
春割で申し込むログイン