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ヒップホップ・モンゴリア 島村一平著

外来文化を飼いならす作法

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人類学者が書くモンゴルの民族誌(エスノグラフィ)といえば、草原と遊牧民の姿が目に浮かぶ。そんなステレオタイプを一新させる野心的作品だ。

現代のモンゴルでは、人口の約半分が首都ウランバートルに集中する。2000年代以降、鉱山資源開発が進み、経済が急成長する一方、貧富の格差は広がり、大気汚染も深刻化した。そんな社会不安がモンゴルでヒップホップが爆発的に流行する背景にはある。

中心となる舞台は、ウラン...

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