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伊集院静「ミチクサ先生」(299)

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日本へむかう船の中で金之助は書物のリストを見返しては、時折船底へ行き、自分の本がきちんと積んであるかを確認した。

金之助が何度もあらわれるので、船員は「まさか無断でイギリスの美女を積んでいるのではなかろうな」と疑ったほどだ。それが本だとわかると奇妙に思い、それほど本を大切にし、本に逢(あ)いに来る者はやはり怪しいと思ったらしい。

船が香港に入った頃、ようやく金之助は帰国への興奮もおさまり、船のデッ...

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