/

この記事は会員限定です

灰の劇場 恩田陸著

虚構と現実が溶解 新境地へ

[有料会員限定]

正直いって当初、物語は全く進まず、これは失敗作だろうと思った。ミステリー作家が純文学への憧れを抱いて、純文学的なアプローチで小説を形作ることがあるが、これもそのひとつで、ミステリーとしても純文学としても深さを増すことなく終わる作品かと思ったのだ。しかしそれは違っていた。

本書には作者がしばしば出てきて、虚構が生み出される過程をつぶさに語るが、この形式は別に珍しくはないだろう。「始まりは、三面記事 ...

この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。

残り713文字

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

暮らし

新着

注目

ビジネス

暮らし

新着

注目

ビジネス

暮らし

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン