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島正博(7)「手袋革命」

実用新案 支援者得て登録 「一緒に生産」騙され収益失う

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1955年5月、着脱が簡単で作業員が手や身体を機械に巻き込まれる事故を防ぐ「ゴム入り安全手袋」の実用新案登録を出願した。だが意外にも、特許庁から「却下」の判断が伝えられてくる。

理由は不明。ゴム入り靴下が現存するからともいわれたが、貯金を全額はたいて出願したのだ。「はい、そうですか」と諦められない。不服審判請求にはまた資金が必要。支援してくれる人はいないか。藁(わら)をもつかむ思いで頼ったのが、隣...

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島正博

繊維機械メーカー、島精機製作所会長の島正博さんの異名は「紀州の発明王」です。スクーターを三輪スポーツカーに改造するなど、高校時代にはすでに街の有名人でした。起業当初は悪戦苦闘しましたが、全自動無縫製手袋編み機の開発によってアパレル市場で名をはせ、いまや世界の名だたるブランドが同社製編み機を採用しています。常識に挑み続けた島さんの、波瀾(はらん)万丈の物語です。

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