日経平均3万円突破 2月の上昇銘柄 スノーピークが首位
日本株番付
2月は日経平均株価が30年半ぶりに3万円台を突破するなど、株式市場が大きな盛り上がりを見せた1カ月だった。この急騰下で株価を伸ばした銘柄は何か。東証1部上場(金融除く)で時価総額500億円以上の銘柄を対象に、1月末から2月末までの株価上昇率を調べた。

首位はスノーピーク。新型コロナウイルスの感染拡大で「3密」を避けたアウトドアとしてキャンプ需要が高まり、テントなど関連用品が売れた。20年12月期の連結純利益は前の期比2.5倍の10億円だった。3位は電子ギフトを手がけるギフティ。電子メールなどでコンビニエンスストアなどの電子商品券を贈るシステムを運営しており、電子ギフトを使った販促キャンペーンなどが増えた。
上位にはエイチ・アイ・エスや日本航空などコロナ禍で苦戦した旅行・航空関連銘柄も目立つ。感染拡大に歯止めがかかり始め、旅行需要の回復期待が高まったため。投資家の間では「ウィズコロナ」に加えて「コロナ後」の社会を見据えた物色が始まりつつあるようだ。
