/

この記事は会員限定です

荻原浩「ワンダーランド急行」(48)

[有料会員限定]

2.似ているがここは私の世界じゃない 21

美冬が続けて言う。

「別人みたい」

それもこっちのせりふだ。

「変なのは、そっちだよ」

思わず湯船から立ち上がった。美冬は目の前にいるのが本当に自分の夫かどうか確かめるように、0.5秒だけ私の股間に視線を走らせてから、汚いものに蓋をするように扉を閉めた。私は鼻の下まで浴槽に沈み、湯に抗議のあわぶくを立てた。

「酔ってる?」ガラス越しのシルエットに戻った美冬が尋...

この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。

残り654文字

春割ですべての記事が読み放題
今なら2カ月無料!

セレクション

トレンドウオッチ

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
春割で申し込むログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で申し込むログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
春割で申し込むログイン