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辻惟雄(29)滋賀へ

「最後の奉公」72歳で館長 信楽のMIHO MUSEUM

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懐かしい仙台での教授生活に比べ多摩美術大学長の役は少々重すぎた。間近に接したアーティストたちの、自由で個性的な生き方に教えられたが、「お勤め」はこれで打ち止め。ところが、もう一幕、仕事を引き受けることになったのである。

きっかけは国際日本文化研究センターでお世話になった梅原猛さんからの電話だった。2005年の2月の終わりのことだ。「滋賀の美術館が館長を探しておるのや」とおっしゃる。近々会いたいと...

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辻惟雄

美術史家の辻惟雄さんは江戸絵画史の研究に新風を吹き込み、伊藤若冲らを「奇想の画家」という視点から紹介し、一大ブームを作りました。岐阜の産婦人科医の次男として医師になるべく東大に入ったものの、医学部での学業を断念し文学部に進みました。挫折の連続だったという辻さんが美術史でいかに独自の世界を築いたか、知られざるエピソードを交えながら明かします。

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