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伊集院静「ミチクサ先生」(230)

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春の学期末試験が終って一段落したと思ったら、大江村の屋敷の持ち主の落合東郭が皇太子傅育(ふいく)官の職を辞し、熊本に帰郷すると報(しら)せが入った。

――また引っ越しですか。どうなっちまってるんでしょうね、この家は。まったく……。

女中のとくが呆(あ)きれ返った。

次の転居先は、井川淵町八番で、名前の通り白川の河畔であった。引っ越しの荷積みに忙しいテルや、とくのそばに犬がまとわりついて、「邪魔をしち...

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