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大工道具、芸術の域へと高めた名工を追って

千代鶴是秀、常識覆すデザインの足跡 土田昇

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大工や職人が使うノミやカンナ、ノコギリなどの木工道具にも、名工とされる作り手がいた。研ぐと刃がすれていく消耗品なので、使い心地のよい名品はあまり残されない運命にある。

東京・三軒茶屋の大工道具店3代目の私は、父を継いで古い木工手道具数千点を集め、道具を芸術の域へ高めたとされる千代鶴是秀(ちよづるこれひで)(1874~1957)ら名工の仕事や生涯を調べてきた。

父、土田一郎が東京・目黒の是秀を訪ねた...

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