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伊集院静「ミチクサ先生」(228)

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ツナコは素っ気なかった。

彼女の妖艶な肢体を勝手に湯舟の中から見たのはこっちだし、つれなくされて怒る筋合いもない。

ツナコは顔を出すと、座卓の奥を見て、

「山川様が、あの茶棚をあなたが気に入られているので、父に譲ってもらえるか交渉してほしいと言われたのですが」

「えっ、それは何の話ですか」

「ご存じではない?」

「ご存じも何も、初めて聞く話です。たしかにあの帆をかたどった茶棚を誉(ほ)めて、羨ましいような...

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