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伊集院静「ミチクサ先生」(226)

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師走の二十八日、金之助は山川と荒尾橋を渡り鎌研坂(かまとぎざか)を登っていた。

山川が楽しそうに言った。

「今回は、例の、あれはないのですか?」

「あれとは何だね?」

「あれですよ。"山路(やまみち)を登りながら、こう考えた"ですよ、ハッハハハ」

――まったく、人が真面目に言葉を探しているというのに、あれとは何のつもりだ。その上笑い出すとは……。

「山川君、その、あれは、そんなにおかしいかね?」

「そりゃ、...

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