サミット エド・コンウェイ著
歴史的会議の舞台裏に迫る
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本書は、第2次世界大戦後の国際金融体制を形作ったブレトンウッズ会議で、実際に何が起こったのかを叙述し、特に、20世紀を代表する経済学者で英国側に立つケインズや、米国側の中心人物ホワイトを中心に、政策決定者の人物像も踏まえた「人間ドラマ」として分析する。書名の「サミット」は、通常の「国際的指導者の会議」の意味ではなく、ブレトンウッズ会議が、「現代の国際経済外交のまさに頂点」に立つ歴史的会議であったか...
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