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荻原浩「ワンダーランド急行」(11)

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1.異世界への扉はどこにあったのか? 11

改札を抜けた先に、どでんと山が迫っていた。

ふたこぶの山だ。詩的に表現すればつがいの鯨の背中のような、ストレートに言えば人間の尻のような形をしている。

小さな駅にふさわしい小さなロータリーには、中央に円形の花壇が配され、ブルーサルビアの青色で埋まったその中に、裸婦の彫像があられもなく身をくねらせている。停留所があるが、バスもバスを待つ人影もなかった。...

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